【日記】私が遅刻されても怒らない理由
オンラインでの遅刻って許されると思う?遅刻しても、相手が怒らなかったら別にいいの?
今回はそんなことについて。
私は昔からSkypeを使って遠方の友人と通話する事が多かった。仕事の打ち合わせや面接も、zoom等のオンラインで行う事の方が多い。コロナ自粛ムードが強い時にはオンライン飲み会をやっていたし、Discord通話をしながらゲームなんて事もよくやっている。
でも、ネット特有のものなのか、指定時間よりも遅れてくる人は多い。
(もちろん仕事の打ち合わせは時間厳守。)
5分~10分の遅刻なら、私にも経験がある。昔は、使っていたPCのスペックの問題で、マイク設定に時間がかかったものだ。
それでも、予定時間に遅れる場合はどれくらい遅れるか連絡を入れて、先に始めていてほしいと伝えている。
オンライン通話で1時間遅刻された話
友人から相談を受けることになり、Discord通話をする約束をした。当日、相手はDiscordに現れなかった。
具合が悪くなったのかと心配し、何度かチャットを入れるも反応は無し。仕方がないので、”今日はもう待てない”、”連絡が欲しい”と残した。
その後、相手から連絡が入るも「急な用事が入った」「時間を間違えていた」らしい。一応私も大人だ。遅刻の理由が二転三転することに目を瞑り、待ったことに何も感じていない風の受け答えはした。遅刻を咎める事もなく「なんて時間にルーズな人なんだ。言ってる事も信用ならない。もう関わるのはやめよう」と思っただけで済ませた。飲み会やお喋り等ではなく、悩みの相談を受けるという目的があったのだ。信用するのが難しいと思われても仕方ないだろう。
なお、もう一度通話の約束をしたが、改善されるどころか3時間待たされたと付け加えておく。
この一件に限らず、たかがオンライン通話だからと言って平然と遅刻する人を何度か見かけた。早めに家事や仕事を終わらせ、通話の準備をして、いつ来るかわからない相手を待つ。どんな苦行なんだ。
5~10分遅れることは許容範囲内。だが、連絡もせずに1時間以上待たせるのはどうなのか。オンラインでもリアルでも、待つ身の辛さは変わらない。
この話を古い友人に打ち明けた際、遅刻した人に対して甘すぎると言われた。甘えの上で成り立つ関係は勧められない、とも。そして言い辛そうにひと言「ナメられてると思う」。
概ね私も同じ気持ちだ。だが遅刻に関して指摘する気は無い。お互い、いい大人なのだ。今更他人に言われたところで変わらないだろう。
映画にも遅れた、遅刻魔の元友人の話
オンラインから離れて、リアルでの遅刻の話をしよう。
ティム・バートン監督の「アリス・イン・ワンダーランド」の1作目を、友人たちと観に行ったことがある。(観に行ったのはこの映画。おすすめの映画サイトMIHOシネマさんのリンクを貼っておく。)
友人の1人は遅刻魔として有名だった。そして言わずもがな、映画には上映時間が決められている。事前に時間を決め、私がまとめてチケットを取っていたものの、遅刻されたらたまったものではない。チケット代もどうなるか……。
苦肉の策で、待ち合わせ時間を2時間早くした。普段から、連絡も無しに平気で1時間は遅れてくるような人だ。2時間の余裕があればと思っていたのだ。だが、友人が待ち合わせ場所に現れないまま映画が始まり、物語が佳境に入った頃に映画館に入ってきた。上映途中で人の動きがあるだけでも迷惑な話ではあるが、満席のうえ3D上映だったので、周囲にはかなり迷惑だっただろう。
なお、途中からではあるが、映画は見たということでチケット代は受け取った。
映画好きとしてはありえない一件だったため彼女とはスッパリ縁を切ったのだが、そこでも怒ったり苦情を言う事は無かった。何度も遅刻する友人に対して、既に諦めていたから。
この一件から、遅刻癖というものは治らない。注意したところで無駄。そういった気持ちが芽生えた。
だから、自分は遅刻しないように。
遅刻する人は、する。嫌なら縁を切る。そう決めた。
他人は変えられない
しかし、先日のDiscordの一件があり、オンライン通話での遅刻に対してはどうしようという思いが頭よぎった。感情を出し、注意すべきか。今まで通り、諦めて関りを絶つか。友人の悩みに真剣に向き合おうとしていたからこそ、悩んだ。
感情を出して怒れば、私の気分は(その時だけは)すっきりする。だが、遅刻癖はそう簡単には治らないことを知っている。そして、他人を変えることはとても難しい。
正直、私は他人のためにそこまで努力をしたくない。どうせなら、遅刻魔というレッテルを貼られて生きて欲しい。自分で気付くまで生き恥をさらせばいい。厳しい言い方だが、そう思ってしまう。
だから私は遅刻されても怒らない。だが指摘もしないし、何も期待しない。
他人を変える事はできない。
私にできるのは、関わり合いにならず縁を切る事だけだ。