今年のNo.1ホラークィーンは「ハッピー・デス・デイ」から。
どうも、丑三つ時にホラー映画を見るという趣味を極めたやつです。
丑三つ時に見るジャパニーズホラーって、かなり痺れます。
もう、畳が絶対ダメになるよねってレベルの湿気、というか陰湿さのあるJホラーに、ミミズの鳴き声しか聞こえない真夜中。
雰囲気作りには最高。
絶頂期のカップルが、夜景見に行っちゃうくらいのレベル。
もう、カップルのイチャイチャ具合を通り越してジメジメする、暑苦しいわ!
いろんなものが暴走しましたが、面白かったホラー映画について、ちまちまと書いていきます。
『ハッピー・デス・デイ』
出だしにJホラーの話をしておきながら、洋画ホラー。
しかも、ホラーコメディ。
前から気になってて、アマプラ会員限定で無料配信されてたから、迷わず見た。
ガチで惚れた。
主演ツリー役はジェシカ・ローテ。有名な「ラ・ラ・ランド」に出演してる女優さん。
ある意味ツリーの相方的ポジションで、酔ったツリーを部屋で介抱して休ませたのに何かしたのかと疑われる不憫なカーター役には、イズラエル・ブルサード。
ツリーが派手なビッ〇で、カーターは地味な真面目くんという正反対のコンビ。
まぁ、よくあるやつ。
あと、「ラ・ラ・ランド」見てない私は、知名度の高さがよくわからなかった。
なんか、すんません。
監督は、「パラノーマル・アクティビティ 呪いの印」の監督・脚本も手掛けたクリストファー・ランドン。
パラアクシリーズ(勝手に略して呼んでる)は全部見てる…見てるけど!なんかもうシリーズの数が多すぎて、たぶんこれ?あ、違う?ってなる。
【ストーリー】
9月18日月曜日、大学生のツリーは、男子寮のカーターの部屋で目覚める。どうやら前日に飲みすぎてしまい、カーターの部屋でダウンしていたらしい。
そして、9月18日はツリーの誕生日。
しかしその日の夜、ツリーは大学のマスコット・ベビーマスクのお面を被った何者かによって殺された・・・はずだった。
再びカーターの部屋で目覚めたツリーは、自分が9月18日月曜日を繰り返していることに気付く。
ダメ元でカーターに相談すると、「犯人を見つければいい。記憶以外リセットされるなら殺されてもいいのでは?」とアドバイスされ、消去法で犯人捜しを始める。
ルームメイトのロリ、大学の教授で不倫関係にあるグレゴリーとその妻、同じ寮のダニエル、こっぴどく振った相手など、多すぎる犯人候補たち。
ツリーはツリーで、殺されても元に戻るからと18日の月曜日をエンジョイし始める。
しかし、ツリーが予想もしていなかった落とし穴が見つかり、簡単に殺されるわけにはいかなくなってくる。
果たしてツリーは生きて9月18日月曜日の誕生日を終えることができるのか?
そして、ツリーの命を狙うベビーマスク殺人鬼の正体は…
【感想と、申し訳程度のネタバレ】
近所の某大手レンタルショップのポップで見た、「ビッチのヒロインが殺人鬼に襲われまくるループ映画」みたいな宣伝が気になって、これは絶対に見ると決めていた映画。
あのね、ビッチのヒロインじゃなかったよ…。
不倫してて、当然ワンナイトもやっちゃってて、ルームメイトが作ったバースデーケーキはカロリーオーバーとか言って捨てちゃうような最低なヒロインだった。
しかもケーキをゴミ箱に直投げ!掃除する身にもなって。
せめてキッチンの生ゴミ入れに捨てて。
とにかく、ホラー映画で絶対に最初にKillされるキャラだから。こういう子は。
住んでるのは寮って感じではあったけど、ソロリティの雰囲気もあった。
あと、寮のリーダー的なダニエルも、ツリーと同じタイプだと思う。こう、飲み物ひとつでマウント取りたがる系女子。
ドリンクマウンティングガール、言葉にしたら予想以上にダサい。
ツリーが殺人鬼に怯えるのは最初だけで、途中からはっちゃけるのにはもう…。
「こいつ殺人鬼じゃないじゃん!私も殺されたけど。さーて、次は誰を監視しておこうかな?」終始このパターン。殺されれば痛いけど、生き返るし別にいっかーって感じ。軽すぎかよ。
ツリーがどう楽しむのか、どうはっちゃけるかの詳細は、この映画の最大の見どころだと思う。
え?違う?
いや、きっと違わない。(当社比)
それでも、ツリーがそんな女の子になった背景とか過去はしっかりあって。
誕生日を喜んでないのは二日酔いだからかと思ったら、あーなるほど、って理由があるし。
パパンとの誕生日の食事の約束を無視してるツリーだけど、そこにも深い理由があった。
実はツリーって、めっちゃいい子(予想)
犯人の正体も予想外だった…というか、ミステリーの法則ならこの人!と思ったら一回裏をかかれる展開も、普通に楽しめた。
だって、殺される毎日を超絶エンジョイしちゃうツリーがいるから。
予想しても、ツリーのありえない行動で脳内リセットかかる、もう全部この子の責任にしておく。
ちゃんとホラーだけど、コメディでもあって、SFの感じも微妙にありつつ、申し訳程度のミステリー要素。
あえて言えば「スクリーム」にSFを混ぜて、ミステリー削って、コメディ増しましにしてから、ぶっ飛んだ最凶ヒロインを投入した感じ。
ガチ寄りのホラーは怖くて無理な人でも、楽しめると思った。
あとは「スクリーム」シリーズが好きなら、鼻血出るくらいには楽しめる、テンション上がる。スクリーム好きな私が言うんだから、半分は間違ってないよ、たぶん。
そういえば、パッケージにもなってるベビーマスク。あれ、ウサギだと思ってたよ。
ベビーマスクって単語が出なかったら、最後までウサギのマスクだと思ってた、はず。
で、ラストはちゃんとハッピーエンド。かと思いきや…。
続編「ハッピー・デス・デイ・2U」があるんですって。「2U」は「to you」の略だよ。
山田君、座布団2枚!
とりあえず売れたら続編で、それで失敗してるの多すぎ問題が世の中にはありますが(そんなものはない)、この続編はどうなるのか?!
乞うご期待!
とか言いつつ、続編も既に見てるんですが、長くなるので続きは後日。
記事投稿日(2020年11月19日)現在、アマプラ会員限定で無料配信してます。
いぇぇぇぇい!