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ぶっ飛びヒロインふたたび「ハッピー・デス・デイ 2U」

どうも、適当につけた名前でブログを書いてる人間です。

 

誕生日ケーキのロウソクを吹き消すときに願い事をするのって、全国共通ルールだと思ってました。違うって…マジかよ……。

 

どうでもいい話はさて置き(個人的には大問題)、前回書いた「ハッピー・デス・デイ」の続編を見た話。

 

yuotaso69.hatenablog.com

『ハッピー・デス・デイ 2U』

ビッチなブロンド美女が、自分の命を狙うベビーマスク殺人鬼の正体を暴くまで、殺される誕生日をループし続ける「ハッピー・デス・デイ」の続編

 

前作の伏線回収、ループの真相やストーリーの裏側も垣間見えるので、前作を見てから本作「ハッピー・デス・デイ 2U」を見るのをお勧めしたい。一気に見て欲しい。

ゴリ押しの上をいく、ゴリラ押しをしていきたい。

 

前作に続き、ぶっ飛んだ主人公ツリー役はジェシカ・ロース

ツリーの彼氏に昇格したカーター役はイズラエル・ブルサードで、こちらも前作と同じ。

監督・脚本もクリストファー・ランドンで、前作と同じスタッフ・キャストがほとんど。

  

【ストーリー】

9月19日火曜日の朝、ライアンは車の中で目覚めた。

部屋に戻ると、ルームメイトのカーターと彼女のツリーがイチャついていて、部屋から追い出されてしまう。

 

ラボに戻ったライアンは、自分たちの研究が原因で停電を起こしたことを理由に、学部長から研究停止を言い渡されてしまう。その後、大学のマスコット・ベビーマスクをかぶった何者かに殺された・・・はずだった。

 

再び車内で目覚めたライアンはループに気付いて戸惑うが、同じループを体験しているツリーが相談に乗り、新たなベビーマスク殺人鬼の正体を明らかにすることに。

そして、ベビーマスク殺人鬼の正体を暴くが、その人物は予想外のことを言い出す。

 

ライアンたちが行っている研究が原因でループ現象が起こること、ライアンが死ねば問題が解決すること。

慌てたライアンは研究中の機械を起動させて、爆発を起こしてしまう。ツリー、カーター、ライアン、研究仲間のサマー、ドレーは爆発に巻き込まれ・・・たはずだった。

 

爆発の衝撃を受けたツリーは、終わったはずの9月18日月曜日のループの中で再び目覚める。怒り狂ってライアン、サマー、ドレー、そしてカーターを呼び出すが、そこはツリーが元々いた世界とは違っていた。

 

ツリーは再び誕生日のループから抜け出し、元の世界に戻れるのか? 

そして、ツリーが下す大きな決断とは?

 

youtu.be

 

 

【感想と、微妙な感じのネタバレ】

前回よりも、ツリーがぶっ飛んでた

 

感想はこの一言につきます。いや、マジで。

予告編を見てもぶっ飛んでますが、こんなもんじゃない。

これは本編をみて、「前作よりもエンジョイしまくり」というのを見て欲しい。まぁ、半分以上はぶち切れて自棄になった結果。

 

で、意外にもSF要素が綺麗に収まってる。というかSF映画になってた

前作のタイムループの理由とか、やたらと起こってた(らしい)停電の理由が明らかになるのは面白い!前作の伏線をきっちり回収してくれてありがたい。

死んだママが起こしてくれた奇跡かと思ったら、お前らの実験のせいかよ!っていうのには、珍しくツリーがまともに見えた。

 

そして今作は、前半と後半に分かれてます。

前半は、カーターのルームメイトのライアンがメインの犠牲者で、最低の1日とループを体験するって展開。ライアンは金髪に染めてこそいるけど、アジア系の男の子。

そうです。ツリーが18日の朝目覚めるたびに、カーターの部屋に「昨日の女の子とはどうだった?」的なノリで入ってきては睨まれ続けた不憫な彼です。

 

ツリーがぶっ飛びヒロインなら、ライアンは不憫体質。

研究チーム全員が責任を問われるところを、他の研究メンバーにはうまく逃げられるし。もちろん、18日に戻ったツリーからのぶち切れ追求からは逃げられない。

時々いる、こういう人。

 

ただし!やっぱりあのぶっ飛び具合はツリーにしかできない!!

ライアンというキャラクターは、そこまでぶっ飛べない(謎の確信)

ということで、タイムループの真相が判明してからはツリーの出番。本領発揮、とも言う。

 

後半は、ライアンたちの作った機械のせいでパラレルワールドの18日に飛ばされたツリーが、死んで死んで死にまくる!!!

 

というのも理由があって、18日のループを繰り返してアルゴリズムだか何かを記録し続ければ、もう1度機械を起動して元の世界に戻れる。ループも終わる。

ただ、パラレルワールドのカーターには彼女がいて、しかもあいつ(ネタバレのため自主規制)

だけど、死んだはずのあの人(こっちも自主規制)は生きてるし、前作でのベビーマスク殺人鬼はツリーに対して悪意すら持ってない。

 

カーターと付き合ってる世界を選ぶか、あの人が生きてて誰にも殺されない、殺さない世界を選ぶか、悩んで迷って結論を出す。

なんだろう…ツリーってキャラは、途方もなくぶっ飛んではいるけれど、芯がしっかりしてる女の子だから憎めない。ぶっ飛んではいるけれど、ロリやカーターを守るために体を張ったりする。無謀なだけじゃない。

 

前作でいろんな経験をして、それを乗り越えて成長したツリーじゃなきゃ面白くない。説得力もない。

美人だとか華があるとかの前に、すごくキャラが生きてる。

 

カーターのキャラも、実はツリーと同じくらいヤバいやつで、前作ではツリーに好意があったからなのかタイムループの話も真面目に聞いてた。それが今作のパラレルワールドでは「死んで計測すれば~?」って感じで、投げやりもいいとこ。まぁ、途中からはツリーへの好意が見え隠れするんですが。

正直、何とも思ってない相手への接し方がヤバすぎた。

 

 

 

あと、これは前作からのネタバレ注意なんだけど。

ツリーって、前作の最後の頃には体ボロボロだったよね?

ループして傷ひとつない体に戻ってるように見えるけど、実は体内がボロボロで、いつ死んでもおかしくないって設定あったよね?

 

自殺してアルゴリズムなんたらかんたらの記録とか、普通にヤバいんでないの?

ホラーコメディの続編のSF展開だし、仕方ない…のか?!

 

まぁ前作と比べると、ホラーよりもSFコメディ色が強かった「ハッピー・デス・デイ 2U」ですが。やっぱ面白い。

 

ただね、良い子も悪い子も、誰もがツリーみたいなことやっちゃダメだから!

あの人はね、何をしても9月18日月曜日の朝に戻るっていう、異質な状況だっただけだから!!

下着姿で、命綱無しでスカイダイビングしたら、普通に恥ずかしいからなぁぁぁ!!!

 

 

 

ハッピー・デス・デイ 2U (吹替版)

ハッピー・デス・デイ 2U (吹替版)

  • 発売日: 2019/11/15
  • メディア: Prime Video
 

 

 

 

気になる1作目はこちら。

ライアンは通りすがりAくらいの存在感。

停電の件とか、「ライアン、お前のせいだったのか!」ってなること間違いなし。