【好きな映画10選】POVホラー映画
映画どうも。
はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選」第……何回目だ?(本気で忘れた)とにかく、次から次へと「あれも好き、これも好き」ってジャンル別に好きな映画が出てくる映画バカなので、今回はPOV、モキュメンタリー、ファウンドフッテージホラー映画縛りでいきます。
POV、モキュメンタリー、ファウンドフッテージ映画大好き人間だから、たった10作品に絞れるか不安しかない。
【好きなPOV映画10選】
- 【好きなPOV映画10選】
- 10位「ザ・ベイ」
- 9位「オカルト」
- 8位「テイキング・オブ・デボラ・ローガン」
- 7位「地下に潜む怪人」
- 6位「トロール・ハンター」
- 5位「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」
- 4位「ヴィジット」
- 3位「スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町」
- 2位「The 4th Kind フォース・カインド」
- 1位「388」
POVとは
- POV:Point Of View。別名、主観ショット。登場人物の一人がカメラを回している体で撮影された作品。手ブレが多く酔いやすい反面、没入感は高い。
- モキュメンタリー:別名、フェイクドキュメンタリー。ドキュメンタリー風に作られた作品。監視カメラや記録映像などを取り入れる作品も多い。
- ファウンドフッテージ:モキュメンタリーの一種。見つかった記録映像を編集して流す、という設定の作品。
10位「ザ・ベイ」
2012年のホラー映画。
水質汚染調査をしていた海洋学者たちが偶然捉えてしまった、海辺の町での惨劇。
水質汚染に気付いた学者が警告するけれど、町はお祭り中で、言わずもがなパニックに。だから言わんこっちゃ以下略
とにかく、水質汚染された魚から出てくる虫が気持ち悪い。そしてグロい。虫が嫌いな人は、絶対に見ない方がいい作品。私は後悔したよ。そっちの意味では、トップクラスの怖さを誇る、と思う。
9位「オカルト」
2008年のモキュメンタリーホラー映画。
POV作品が多い、白石晃士監督作品。しかも、本人が本人役で出演するという嬉しい作品。
無差別殺人事件の謎を追う、映像制作会社勤務の白石監督。事件の生存者で、奇跡を起こせると自称するネットカフェ難民の江野。密着取材をするうちに、江野の目的が明かされていくという、社会派要素もある作品。
江野くんが守銭奴だったり、面倒な性格だったり、あぁなんかこんな人いると思ったりする。あと、宇野祥平の名前をもじって「江野」くんにしたらしいよ。
8位「テイキング・オブ・デボラ・ローガン」
2014年のホラー映画。
課題の撮影のため、アルツハイマーの老女と一人娘が暮らす家で密着取材をすることになった若者たちの恐怖体験を描いた。
嘘ついて取材するからだよ、言わんこっちゃないというホラーあるある……デジャヴュ?アルツハイマーの症状なのか、何かに憑りつかれてるのか、とにかく不気味としか言えない老女デボラの怪演がすごい。
長年抱え続けた秘密が大きすぎて、途中から斜め上をいく展開になるけれど、テンポが良くてデボラが怖いのは間違いない作品。あと、ラストが秀逸だから目を離さないでほしい。
7位「地下に潜む怪人」
2014年のPOVホラー映画。
パリの地下にある集団墓地カタコンベに、賢者の石の手がかりを求めて侵入した、若い学者と仲間たちの恐怖体験。カタコンベは実際に存在する集団墓地で、かなり古い歴史があるらしいよ。
無断侵入するからだよ、言わんこっちゃないというホラーあるある展開。予想を裏切るラストとか、完全に迷路と化すカタコンベが見どころ。とにかくスリリングな展開は面白い。それから、女性版インディージョーンズ感もある。
ただ、原題は「AS ABOVE SO BELOW」で、意味は「上の如く下も然り」。映画に合ってて意味深なのに、ここにも邦題問題が以下略
6位「トロール・ハンター」
2010年のホラー映画。
熊の密猟の調査とドキュメンタリー撮影をしていた若者たちは、偶然トロールに遭遇し、トロールハンターに助けられる。そして、トロールハンターに密着取材することになる。
POVといえば、どれだけリアルに近づけられるかが肝な部分があるのに、この作品はマイナススタート。トロールがいたらバレるって、大声で言いたい。
ギャグ展開もあるし、トロールハンターのおっちゃんの生活とか、ちょっとイカレてかなり個性的。トロールへの虐待は無いって、ラストで丁寧に言ってくるのもじわじわ来る。政府に雇われた極秘任務中のトロールハンターという設定も、ツッコミを入れずにはいられない。
それでもスピード感のあるストーリーとか、なんとも言えないエンディングは中毒になる。
5位「シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア」
2014年のホラーコメディ映画。
シェアハウスで共同生活中のヴァンパイアのビアゴ、ディーコン、ヴラド、ピーターの日常を描いた作品。監督のタイカ・ワイティティがビアゴ役を演じている。
タイトルは、言わずもがな「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のパクリインスピレーションを受けている。「トワイライト」「ブレイド」とか、ヴァンパイア映画ネタがあふれて止まらない映画。あと、ヴラド(862歳)は、ヴァンパイアのモデルになった串刺し公ヴラド・ツェペシュその人だよね?と聞きたくなる。
うっかりヴァンパイア増やしちゃったり、狼男と喧嘩をしたり、くだらない日常ものだけど変な面白さがある。POVコメディはそんなに多くないから、コメディ映画好きにもオススメしたい作品。
4位「ヴィジット」
2015年のホラーサスペンス映画。「シックスセンス」のM・ナイト・シャラマン監督作品。
シングルマザーの家庭で育った姉弟は、祖父母の家に遊びに行く。しかし、「楽しく過ごす」「好きなものを遠慮せず食べる」「夜9時以降に部屋の外に出てはいけない」という約束を破った2人は恐怖体験をする、というストーリー。
この映画に関しては、多くを語れない。というのも、「シックス・センス」のM・ナイト・シャラマン監督久々のヒット作だよ?それだけ言えば十分だよね。とにかく、見ればわかる!!
3位「スナッチャーズ・フィーバー 喰われた町」
2014年のSFホラー映画。
映画学科の課題制作のために田舎町へやってきた若者たちが、町ぐるみの不可解な現象に巻き込まれていく。
POVホラーといえば、課題制作のためにカメラ回すのがお決まりのパターンのひとつ。。取材対象が明らかにおかしい行動を取っていたり、人間とは思えない顔をしてくるんだけれど、それがかなり不気味。
でも、とことん信じない。助けを求められても「カプグラ症候群だよ」って信じない。気付いた時には全部手遅れ~♪っていう、ホラー映画あるあるが最後まであって、POVホラーの様式美を極めた感がある作品。
ちなみに、カプグラ症候群っていうのは、親しい人物が偽者と入れ替わっていると思い込んじゃう精神的な病気なんだって。適当につけた病名じゃないのが、余計にリアル感を出してくる。
2位「The 4th Kind フォース・カインド」
2009年のホラー映画。
アラスカの田舎町に越してきた心理学者アビゲイル・タイラー博士が、夫の謎の死の真相を探るうちに、2人の子供を巻き込んで謎の存在に遭遇してしまう。催眠療法の記録を含めた実際の映像と、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演の再現映像で進む作品。
実際の事件、実際の記録映像と言いつつ、フェイクドキュメンタリー。実際にあった体で撮影されているだけのフィクション。なのに、再現映像を入れるだけでリアリティが増してる、とんでもない映画。
しかも、実際のアビゲイルを演じた女優さんの外見が本格的にヤバい。リアルで拒食症なのか、特殊メイクと撮影方法で見せてるのかはわからないけれど、精神的に危うくなってる感が伝わってくる。
フォース・カインドの意味が「第四種接近遭遇」だから、わかる人にはわかっちゃう展開なんだけれど、それでも楽しめたよ。私はXファイルの大ファンで、わかっちゃった方の人だったりする。
1位「388」
2011年のファウンドフッテージホラー映画。「CUBE」の監督、ヴィンチェンゾ・ナタリ製作総指揮。全編監視カメラ映像のみという、斬新な方法の映画。
388番地の家の中に監視カメラが仕掛けられる。そして妻エイミーが行方不明になり、夫ジェームズは妻を攫った人物を探し出そうとするが、それらは全て記録させられていて……っていう作品。監視カメラ映像っていうのが、ストーカー目線というか、犯人目線で何とも言えない後味。しかも犯人不明、目的も不明。
流石はヴィンチェンゾ・ナタリ制作総指揮の不条理映画。大好物ですありがとうございます。(流れるように出てきたよ)
タイトルの「388」は、ラストで監視カメラ映像を回収した謎の人物が、記録映像のDVDに「388」って書くところから来てるみたい。もしくは、388番地の家だから、とか?
名作「CUBE」には及ばないけれど、かなりの不条理感を味わえる作品。
はっきり言います。
シリーズ化した作品は除きました。
「REC/レック」「パラノーマル・アクティビティ」「グレイヴ・エンカウンターズ」とか。好きだし、全部見てるんだけどね。
2010年くらいからPOVブームになって、ホラーといえばPOVの時代があったから、10作品選ぶのがもう大変。低予算の面白いB級映画が見られるのは嬉しいけど、数が多すぎると食痛気味にもなってくる。
それでもPOVは面白いんだよね。
最近は、「心霊マスターテープ」の寺内監督とYouTubeチャンネル「ゾゾゾ」の皆口さんという人が作ってる、YouTubeで配信中のフェイクドキュメンタリー「Q」がお気に入り。
気になる人はちぇけらー。