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好きな邦画ホラー映画10選

どうも。

はてなブログ10周年特別お題「好きな◯◯10選にちゃれ〇じ1年生、第三弾いきまーす!!

 

いやもうこれ、ジャンル分けしていかないと10作品選べないって、悲劇でしかないよね。どんだけ映画好きなんだよ、自分。というわけで、今回は邦画ホラー縛りでやっていきます。特に理由はないんだけれど、あんまり邦画見ないから楽、だと思う。

 

 

【好きな邦画ホラー映画10選】

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10位「残穢 住んではいけない部屋」

2016年のホラー映画。

原作は小野不由美のホラー小説。前日譚「鬼談百景」も映像化されている。

 

小説家の「私」に届いた、部屋で起こる怪異を知らせる一通の手紙の真相を追っていく物語。キャストも豪華で、特に小説家の平岡(モデルは平山夢明だと思ってる)を演じた佐々木蔵之介の変人っぷりが容赦ない。

2020年に他界した竹内結子主演作で、98年の「リング」以来のホラー映画出演っていうのが当時話題だった。でも、原作のなんともいえない気持ち悪さに比べて、映画版は淡々としちゃってるのが残念

個人的には原作の方が好き。あと、映画から話ズレるけど「残穢」小説が好きなら、三津田信三の幽霊屋敷シリーズも気に入るはず。経験談

 

 

9位「ほんとにあった!呪いのビデオ55」

2013年のホラー映画。

かの有名な「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ、略して「ほんのろ」55作目にして劇場版。

 

ほんとにあった呪いのビデオ制作委員会に届いた「銅像」「飛ぶカメラ」「悪戯電話」「悪人」といった関係のないはずの投稿映像が、ひとつの結末へと繋がっていく。投稿映像のクオリティもそこそこ高いんだけれど、関係なかったはずの投稿映像すべてが裏で繋がってたとわかる時の気持ち悪さ、最恐

55作目を担当した岩澤宏樹監督は、「心霊玉手匣」シリーズを製作した時にも同じ手法を使ってて、ぜんぶがつながるラストは面白いよ。

 

 

8位「呪怨 劇場版」

2003年のホラー映画。

老人介護ボランティアで呪われた一軒家に足を踏み入れてしまったリカと、一軒家に住む家族の恐怖を描いた。

 

99年のVシネマ(ビデオ版)で伽椰子と俊雄が幽霊になった理由とかは明かされてて、その続編というか、その後に家に住んだ人たちの末路を描いてる。お布団安全説が破壊されるのは、個人的に大好き。布団の中が安全だなんて、ソース不明の都市伝説じゃ以下略

 

 

7位「カルト」

2013年のフェイクドキュメンタリーホラー映画。

心霊現象に悩む家族に密着取材することになった、あびる優岩佐真悠子、入來茉里と、最強の霊能力者NEOの姿を描いた。

 

白石晃士監督作品ということで、出ますよ、霊体ミミズ!!中盤までは、しっかりホラー映画。それが、どこぞのホストと見間違うようなナリをしたNEO役の三浦涼介が登場してからは、NEO様無双。そして「俺たちの戦いはこれからだぜ(キリッ)」という、少年漫画風打ち切り風エンド。ホラー映画見てたんだよね?ってなること間違いなし

メタなことを言うと、制作プロダクションがつぶれちゃったから続編は望み薄。それでも続編を望まずにはいられない、噛めば噛むほど面白いスルメ性質の映画

 

 

6位「うずまき」

200年のホラー映画。伊藤潤二のホラー漫画が原作。

黒渦町に襲い掛かるうずまきの呪いと、住民たちの様子を描いた。

 

これ、ひとりで映画館で見たんだよ。一緒にいた友達が怖がったから、人生初のおひとり様した映画。富江 replay」と同時上映だったと思う。

原作知らずに見たんだけど、作品全体に漂うジメジメした感触とか生理的な気持ち悪さとか、桐絵ちゃんの彼氏の棒読みセリフが気に入った。あと、グロいシーンが多い。面白いし好きな映画だけどね。

 

 

5位「リング」

1998年のホラー映画。

鈴木光司のホラー小説が原作。見ると一週間後に死ぬ呪いのビデオを巡る作品。

 

98年に大ヒットして、ドラマ化されたり、未だに続編が製作されてるシリーズもの。呪いのビデオが呪いの動画になったりもしてますね、はい。最近の続編は、正直面白さの欠片もない。残念過ぎる。ハリウッド2作目と、「リング0 バースデイ」までは最高に良かった。

98年版は、Jホラー特有のじっとり感、白ワンピに長い黒髪の貞子のどアップシーンが強烈だから、普通に怖いし面白いよ。

 

 

4位「富江

1999年のホラー映画。

記憶喪失の月子と、左目の下のほくろが特徴的で男を狂わせる不死身の美女の富江の物語。伊藤潤二のホラー漫画が原作。

 

薄幸の美少女のイメージしかなかった菅野美穂が、とんでもない悪女を演じた作品。シリーズ化して、いろんな女優さんが富江役を演じたけれど、菅野美穂を超える富江はいない、と思う。

菅野美穂が生首になって罵るってだけでも衝撃だったけれど、主人公の月子の青春満喫ラストも大好き。個人的には、途中からカオスになる「アンリミテッド」も好きだったりする。

 

 

3位「ミスミソウ

2018年のサイコホラー映画。

押切蓮介の鬱漫画が原作。転校先の田舎町での壮絶ないじめの末に、クラスメイトに家族を殺された少女の復讐の物語。

 

ひたすらグロい、人間が怖くて気持ち悪い、見た後に鬱になる、そんな映画。原作のキャッチコピーがメンチサイド(精神破壊)ホラーなだけに、映画も全力で精神破壊してくる。パッケージにもなってる、春花の赤いコートと血と雪の対比が美しくもあり、残酷でもある。鬱覚悟で見ないと、精神的に痛い目にあう映画だと思う。

ミスミソウ

ミスミソウ

  • 山田杏奈
Amazon

 

原作コミックも好き。ノベライズ版もあるよ。原作と映画はラストがちょっと違うから、ノベライズも気になってる。でも、内容が内容だけに手に取るか迷ってる。

 

 

2位「ノロイ

2005年のPOVホラー映画。

怪奇実話作家の小林雅文が残した、数々の映像記録をまとめた映画。

 

個人的に大好きな白石晃士監督のPOV作品。全力で怖い。奇妙な隣人と鳩の死骸、行方不明の超能力少女、霊体ミミズと奇怪な霊能力者、霊感がある若手女性タレント。そしてすべてはダムに沈んだ村の奇祭へと繋がっていく。

 

若手タレント役を演じたのは、売れる前の松本まりか。当時から、演技力も存在感も飛びぬけてる。最強の霊能力者が、アルミホイル巻いたヘルメットと服を着て「霊体ミミズ」とか言ってるのは、別の意味で怖い。元凶のおばちゃんも、別の意味で怖い。人間注意。

 

 

1位「放送禁止 劇場版3 洗脳~邪悪なる鉄のイメージ」

2014年のホラー映画。

洗脳からの解放を目指す主婦、カウンセラー、カメラで記録する主婦の親友の姿と、真実。

 

2003年からフジテレビ系列で放送されていた「放送禁止」シリーズの、劇場版3作目。事情があってお蔵入りになった取材映像を再編集したという体の、フェイクドキュメンタリー。隠された謎を見つけたり、解いていくのがおもしろい作品。

 

「放送禁止」シリーズは大好きで全部見てるし、書籍「出版禁止」まで手を出してるくらい。ただ、何を言ってもネタバレに繋がる気がするから、とにかくおすすめ、としか言えない……。見ればわかる、うん。

 

ホラー映画だけど、人間の怖さと謎解きがメインだから、幽霊とか苦手でも見やすい。むしろ、幽霊とかはダメだけど放送禁止シリーズは好きって友達もいる。劇場版2の、この笑顔の大家族が怖いわけがない。(※ホラー映画です)

 

 

邦画ってあんまり見ないから、邦画ホラー10作品選ぶのは楽勝~とか思ってた自分を今殴りたい。好きな10作品のはずが、途中でホラー小説に脱線しそうになったり、自分的に怖いと思ってる10作品になりかけた……あっぶない。

 

震える舌」「オーディション」「グロテスク」の三作品だけは絶対に選んではいけない!!と自分を戒めつつ、なんとか書ききりましたよ、えぇ。上記の三作品は、ガチでグロいから苦手なんだよね。

 

 

最近は「心霊マスターテープ」って番組とか、YouTube配信してるフェイクドキュメンタリー「Q」にハマってて、邦画ホラー映画から遠ざかってるから、なんだかなぁと。

フェイクドキュメンタリー「Q」は、「放送禁止」シリーズとちょっと似てるかも、とか思ってる。


www.youtube.com

 

うん、まぁ、「ほんのろ」「コワすぎ!」「心霊玉手匣」「NotFound」「封印映像」みたいなDVDシリーズとか、配信番組ばかり見てるから、たまには邦画ホラー映画見てもいいかも。たぶん。